■第5回キンボールワールドカップ2009■ 事務局旅日記その6 10月30日(金) 今日は高見団長、今泉副団長、私は国際キンボール連盟のミーティングへ。岡村ディレクター筆頭にプレーヤ―は11時30分から練習。プレーヤ―以外の一部は9時から交流キンボール大会へでかける予定であったが、1名熱が相当高い。病院に行くことにする。PJに電話する。担当者をよこすとのこと。予定を変更して、今泉副団長が病院へ同行することとなった。 国際キンボール連盟のミーティング。参加者全員の挨拶のあと、諸件を説明、議論。2011年の第6回ワールドカップについては高見団長のプレゼンテーションのあと、質疑応答。皆非常に活発に質問してくる。意識は高い。安いホテル、ユースホステルのようなものの準備を懇願された。プレゼンテーションの中で中島ディレクターが持参し、昨日の夜も編集し直したDVDも使用する。イメージは捉えてもらえたと思う。 会議終了後、病院に向かった今泉副団長と話をする。検査はまだまだ係りそうとのこと。一旦ホテルに戻る。 選手も練習後、ホテルに戻ってきた。交流キンボール大会では日本選手、大活躍の模様。優勝し景品をもらった者もいたようだ。選手を横目に裏方に徹していた人ばかりで、プレーするのを楽しみにしていた。それが爆発したのだろう。 ところが、男子で体調が優れないものが多くでていた。やはりこれはまずいということでPJに連絡し、またも迎えをよこしてもらう。第2便が岡村ディレクター同行のもと、病院に向かう。多すぎて1名、車の乗れないということでまだ症状が比較的軽いということで通院をあきらめる。 個人的にも微熱があるように感じる。身体の関節の節々も痛くなってきた。女子チームや選手団の他の者も微熱がある者も多い。しかし、いったい日本チームは今後どうなるのだろう。 今日は出番が早く16時から男子の試合。ベルギー/フランス/日本。男子プレーヤ―は登録5名。1名は足を痛めていた。実質4名に近い。この試合は大接戦となった。少数登録ながら、第1、第2ピリオドを先取。第3ピリオド途中までいい流れだった。しかし1つのミスでがらりと流れが変わる。ミスを取り返そうと意識がから回る。第3ピリオドはベルギーがとる。第4ピリオドはベルギーの攻撃がさえ、第4ピリオドもベルギー。第4ピリオド終了時、ベルギー2/日本2のタイ。決戦の第5ピリオドはなんとフランスが奪取。 この大会は予選1位、2位は自動的に決勝に行ける。男子は2位が確定。決勝進出!!この状況の中、よく突破したと思う。3位〜5位はこの後、セミファイナルで最後の一枠を争うことなる。ベルギー、ドイツ、スペインの戦いとなった。強豪フランスは前回、前々回からの参加者も多いが、影が薄かった。
引き続き、女子の第3戦。カナダ/フランス/日本。今大会、前大会に引き続き、カナダと2試合戦う。これは正直大きなハンデだ。第1、第2ピリオドとカナダがとる。しかし日本女子、底力を見せる。第3ピリオド粘ってカナダと同点で5点先取の延長へ。延長5-3で、制したのは日本!カナダ女子から史上初めて1ピリオド奪う。観客総立ちのスタンディングオベィション! 第4ピリオドも粘るが地力に勝るカナダにじりじり離され終了。この試合2位で終了。女子も2位通過かと思いきや、フランス女子がこの試合以外に2勝しており、1位カナダ、2位フランス。日本はセミファイナルへ回ることとなった。
この前後、病院にいる今泉さんと連絡を取り合う。検査の最終結果は当日でないが、4名安静を言い渡される。無念のドクターストップとなった。結果的に朝、病院に向かった1名がホテルに戻れたのは約10時間後であった。 大会本部のPJがミーティングをと、病人の件で申し出てきた。PJも同情しているが大会本部として、ドクターストップの4名は翌日最終日、会場への訪問、パーティの参加も禁止された。また、今後、さらに病人が増える恐れも懸念されたため、特別ルールの適用として、ヘッドコーチ、アシスタントコーチ、トレーナーの3名のプレーヤ―登録を特別に認める申し出がなされた。その他の者に対しても、無理をさせるなとのことである。 19時30分に各国代表者が集められ、緊急ミーティングが実施された。 このころ、個人的にあまり、体調が優れないため、高見団長にお願いして22時の女子の出番まで会場の隅で横になることにした。即、熟睡。 大声援で目が覚める。試合が始まっていた。女子セミファイナル ベルギー/スペイン/日本。第1ピリオドをなんなく奪取。第2ピリオドはベルギーと同点。5-1で日本が連取。第3ピリオド、今度はスペインと同点。5-1で日本が3ピリオド連取。結果、文句なしの決勝進出!5大会連続、男女ともに決勝戦進出が決定!!
男子 予選2位 予選3試合中 1位:2試合 2位:1試合 問題は明日、何人体調良好な者がいるかである。ただ、男子も女子も微熱のありそうな者が本当に多い雰囲気。疲労困憊といったかんじ。これも定めなのか。 ホテルに戻って、体調不良の者とその他で再度、部屋割をする。1名同室者を迎えたが、おとなしく寝ることとした。個人の微熱は薬のせいか、仮眠のせいかピークは過ぎていたように思った。 |