■第5回キンボールワールドカップ2009■

事務局旅日記その2


ホテル外観

10月26日(月)

7時の出発にあわせて6時すぎまで寝ようとしていたが、目覚ましを日本時間にあわせて逆算したつもりが、かけ間違えて4時すぎに起きる。以降眠れず。しかたがないので、ホームページのためにとメモを書いたり、テレビを見たりして過ごした。

7時よりケベックシティへのバス小旅行。各国有志が参加。1時間30分程度。値段は覚えていない、一人10ドルか15ドル。20ドルではなかった気がする。まあ、いつものことではあるが、7時15分出発と聞いていたが、定刻に出発することはまずない。出発は結局15分か20分遅れだった。

となりの席にベルギーの少年が乗ってきた。中学生ぐらいの年齢。今大会は通常の部門だけの大会ではなく、ジュニアの部と称して中学生世代の部門もあった。この部門の参加国はカナダ、ベルギー。地域別に計6チーム。

言語と世代の関係で特に会話なし。ガムを上げたぐらいだった。後ろの席では頑張って会話しているプレーヤ―もいた。

暇なので、寝ようかなとも思ったが眠れなかった。


 

ケベックシティのオールドケベック到着。なんだかんだで2時間近くかかった気がする。日本選手団にガイドが3名ついてくれた。大学生だったように思う。30名で動くのは無理があるので、途中で分割する。ショッピングチーム、観光チーム、おっさんチーム(チーム名:リトルファット)。

リトルファットは高見団長、今泉副団長、岡村マネージングディレクターと今大会レフリーの清水さんと私で結成。リトルファットの由来はPJがこの夏、日本でレフリー講習した時、「レフリーは走らないとだめだから太りすぎてはいけない。でも自分ぐらいのリトルファットはOK」と表現したところに基づく。

リトルファットはのんびり朝食を1時間30分ほどとる。ゆっくり食事をするのは贅沢である。ちなみに食事はいたって普通においしい。中身はパン、卵、ソーセージ、ポテト、フルーツ、コーヒーまたはティー。値段は10ドル弱。

ここで、今泉副団長が会計責任者、岡村マネージングディレクターがスケジュール担当と決定し、以降の任務とした。


その後、街を探索。ここに来るのはたぶん3回目。なんとなく覚えている。雰囲気は全く変わっていない。懐かしい気もする。ここはリアルな観光地なので、観光客がいっぱい。いつもすぐ大会なので、初日から観光はちょっと嬉しい。今思えば、これが最初で最後の観光だった。


街を探索後、13時集合の前にスーパーで買ったものを広場で昼食として食べる。サンドイッチとチキン。昼1時になったが、戻ってきているのは日本人のみ。いつものことだ。

バスに乗ったら速効眠りについた。気がついたら、2時間ぐらいたっていて、ホテルに戻っていた。超早かった。


16時から体育館で大会のコーチミーティングなので、準備をして15時30分のバスに乗る。バスはホテルと体育館を随時往復しているシャトルバス。体育館までは10分から15分ぐらいか。


バスの時刻表


会場到着。ミーティングの前に会場視察。立派なアイスホッケーリンク(スケートリンクも兼ねている)と人口芝のサッカー場もある。おまけに深夜遅くまで空いているバーもある。利用している人は相当多くにぎわっている。市のスポーツセンターで、管理は指定管理者のような別団体の模様。


体育館入ってすぐ


今回の大会会場も見学。屋内多目的フィールドの上に板を仮設で設置。ただ、設置が微妙に適当で、板と板の間に隙間があるところも。おまけにコートの端から飛ぶと板でないところまで飛べそうだ。段差も板とそうでないところにはある。後から選手や関係者、日本だけでなく、他の国からも小さくブーイングがおきていた。

 

コートの横には飲食スペースやグッズ販売、写真販売のブースが並ぶ。グッズは大会オリジナルバッグ、Tシャツ、ストラップ。ケベック州連盟のニット帽、ニーパッドの販売もあった。また今回、写真はプロカメラマンの撮影。欲しい写真はブースやネットでチェックし、購入することが可能。体育館で食事がとれるところが文化の違いでもある気がした。




ひとしきり会場視察のあと、ミーティング開始。参加は賀数男子ヘッドコーチと篠田女子アシスタントコーチ。今回は紙媒体の資料はなし。世界のキンボール界ではフランス語と英語が公用語と定められているため、フランス語、英語と交互に同じことを説明する。まったくフランス語は理解できないので、集中するところがわかりにくい。フランス語だと思って休んでいると、英語になっていたりする。何回やってもこのパターンには脳がついていかない。後でおさらいを含めてPJに確認をする。1つ勘違いして別の流れで発覚。そもそも紙媒体がないことは第二外国語である人にとっては不親切で間違いが起きやすい。PJに次からは紙媒体用意すべきとクレームをつけた。


このミーティングと並行してカクテルパーティスタート。その会場がリアルにコート上。ちょっと日本では考えられないが、他の国は違和感もなし。ちなみに室内、室外シューズを分けるという概念はもともとない。

ミーティング終了後に合流。その名の通り、本格的なパーティの前に、軽く一杯カクテルを飲み談笑する場である。ドイツ、ベルギー、スペインの旧知の人と話をする。懐かしい顔にあえて嬉しい。立場が変わっている人も多い。選手がコーチに。驚きはスペイン。前回のスペイン大会で日本選手団の案内役の女の人がふたりともプレーヤーになっていた。みんな次の日本に来るのが楽しみなようだ。


休憩中


意外に遅れず(10分程度だけ)、パーティ開始。このパーティも体育館内でのイベント。着席スタイルの本格的なもの。ウエルカムパーティでは間違いなく今までで一番お金がかかっている。ちなみにパーティの費用は宿泊等の費用に組み込まれている。飲み物は各自購入するスタイル。さよならパーティも同様だった。

 

スポーツセンターの館長らしき人が挨拶、その後、キンボール考案者のマリオ、国際キンボール連盟を代表してPJ、主管を代表してケベックキンボール連盟の人の挨拶が続く。司会の人も3名担当としている。

 

休憩をはさみながら、プロジェクターとスクリーンを使用して各国の紹介。位置、人口、主な都市、人気のあるスポーツ、有名なスポーツ選手など。ヨーロッパで印象的なのは自転車競技がかなり人気高いとのこと。聞いたことはよくあったが、肌で感じるのは初めてなので新鮮に感じた。

休憩中に、高見団長、今泉副団長中心に次回大会のPRとお土産渡しを行っていただく。精力的に各国のいろんなテーブルを回られた。


スペイン選手団と


途中、私はテーブルで寝ていた時間もあった模様。15分も寝てはないと思うが実際のところはよくわからない。酔ったのか疲れていたのか。両方かも知れない。


仲間です。


ヨーロッパの各国の説明のあと、いよいよ日本の説明。これに関しては日本サイドに全く聞かれていないので、カナダ人の考える日本とはが興味あった。

主な都市は東京、横浜、大阪。人気のあるスポーツは相撲。相撲の発表の時は会場が沸いた。有名なスポーツ選手はイチローと松井。ヨーロッパの人はベースボールプレーヤーを知っているのかなと少し思った。最後に「第1回から第4回まで、銀メダルを獲得し続ける、もっとも危険なチャレンジャー」と称されたところが印象的だった。

 


最後にカナダの紹介をして中締めのようなかんじ。まだ続くようであったが時間も時間だったので、(推定11時頃)、ホテルに帰ることとする。全体の1/3弱はまだ残っていた。当然、まだまだパーティは続く。

 


バスでホテルに戻って、今泉副団長の部屋で反省会後、就寝。ちなみに今日も空港ででてこなかったご飯の段ボール届かず。