■第5回キンボールワールドカップ2009■ 事務局旅日記その1
ただ、ひとりe-チケット(1枚の紙)を忘れた。これはなくても飛行機には乗れるということで一安心。確かに用紙にはe-チケット控えと書いてあるので、留守宅用と思う人もいるよな、パスポートとこの用紙必ず持ってきてねとくぎを刺す必要があったと反省する。 ユニフォーム、ジャンバーの配布のあと、チェックインへ。個人的にスプレーをスーツケースに入れていたので、空ける羽目に。ただこの日、寝ぼけながら、設定したスーツケースの新しいベルトの番号がイメージと違っており、あせる。一瞬、このスーツケースずっと空けられないと思い軽く冷や汗。30秒後ぐらいになんとか空いた。 機内持ち込み検査。何かあるかなと思っていたら、1名長く時間がかかる。喫煙者でないのに、本人も知らない間にバッグにライターが入っているらしい。本人が記憶にないものなので、探し出すまでに一苦労。 伊丹から成田への飛行機が遅れていた。成田組に連絡を入れる。忘れていたので、ここで急いで昼食をとる。 成田に到着。全体集合時刻より少々遅れていた。成田も見送り多し。みんな応援してくれているんだなと感じる。成田の見送り組は差し入れまでくれたとのこと。パックのごはんというものを段ボールでひと箱。これはいいもの選んでくれたなと思った。 ちなみに成田組もひとりe-チケットを忘れていた。 ここで、全体集合により高見団長よりの挨拶。心構え等を話された。高見団長はこれで4回目の団長。団長だけではないが、みな自費である。本当にキンボールが好きでないとできないことだと強く感じる。今後少しでも、この費用が捻出できればと思う。 この後、おなか痛のための薬など備品を買いそろえる。あとで強く思うのだが、もっと解熱剤を買っておくべきだった。この時点では知るよしもないが。 出国のあと、換金、去年、今年とカナダから日本に指導にきてくれてお世話になっているPJへのお土産を購入。個人的にお気に入りの某県のお菓子を購入。あとで思えば、個人の好みより相手の好みの日本酒とかも買えばよかった。 あっと言う間に出発時間に。宮城からの今泉副団長と沖縄からの賀数男子ヘッドコーチはチェックインがひとりきりだったので、飛行機はひとりぼっちだったとのこと。10数時間ひとりはたぶんさみしい。 機内では熟睡。いつもながら自分でもびっくりするぐらい眠れる。気持少々暑かった。汗もかいていた気がする。 トロント到着後、入国審査。数名はなぜか同じルートに進ませてもらえず、別のルートへ誘導される。別室行き。どうやらカナダへきた理由の説明が通じなかった模様。とりあえず、10分後ぐらいに合流できてなんとかなる。 ただ、ここからが問題。なぜか乗換まで時間がカツカツ。飛行機が気持遅れていた模様。スーツケースなど、いったんピックアップして、別の場所へ持っていかなければならない。が荷物がでてこない人もいる。出てきた人より国内線へ向かう。 最終的に3名残る。この段階でトロント宿泊を覚悟。それはそれで旅の思い出かと。結局、成田で預けたごはんの段ボールが出てこず。これはこの場所でのピックアップはあきらめる。ダッシュで国内線へ向かう。 出発寸前、搭乗口が比較的近くであったため、奇跡的に間に合う。ところが、カウンターの人に日本人の1名が乗ってないよと言われる。その名字は確かにメンバーにいる。でもそのメンバーは乗り込んだはずと他のメンバー。その人は1時間後の便に乗れるからと押し込まれるように機内へ。そのメンバーはやっぱりいて一安心。なんだったのかよくわからないが、たぶん他のグループの人だったのだろう。 トロントからモントリオールは1時間強のフライト。機内ではやはり爆睡。気付いたらモントリオール到着。到着ロビーにPJの顔が。一安心。顔見知りがいるというのは落ち着く。こういうことは次回日本での開催にも大事かも知れない。PJは現在、国際キンボール連盟勤務で今大会の準備に大急ぎのはず。でも律儀に迎えにきてくれた。
みんな、スーツケースもでてきた。1名だけバンドがなくなっていた。この程度ならしょうがないかと思う。ごはんの段ボールはやっぱりでてこなかった。係の人に伝えて、バスに乗り込む。ただし、私もPJも、他の迎えの人も含めてだれも正式なホテルの名前がわからず。事前の確認が足りないと反省する。回数を重ねると手を抜きすぎると実感する。 バスに乗り込むにあったってちょっとだけ手違い。場所が思っていたところと違うらしい。日本での開催ではこの辺はきちっとしたい。 選手団はバスに乗車。スクールバスを使用。当地では空いているときには、民間もレンタルできるらしい。私は打ち合わせも兼ねて、PJの車に乗って約1時間半かけてホテルに向かう。少しだけバスより出遅れる。 PJの車の中で、明日以降のスケジュール等の確認をする。あわせて日本に電話とメールのテスト。どちらも問題なし。まだ、着いてないのとびっくりされた。この段階で自宅出発より概ね丸一日経過。次の日は、夕方までフリーなので、なにをしたらいいか提案をうける。朝からケベックシティへのツアーがあるとのこと。朝7時は早いなと思いつつ聞いた。 意外にバスも飛ばしていて、飛ばしても、飛ばしてもバスに追いつかない。1時間以上過ぎたあと、高速道路の出口でようやく追いつく。 ダウンタウンにあるホテル到着。今回のホテルはユース等ではなく、割と一般的なホテル。ほとんどすべての選手団がこのホテルを利用していた。
ホテルの会議室へ集合、ショートミーティング。選手団証、スケジュールブック等の必要なものが手渡される。ここで、自己紹介もしていなかったので、選手団を確認。明日のケベックシティツアー参加を確認する。全員、参加することとなった。
その後、代表者がチェックインの手続き。各自部屋へ向かう。ついてみて、ちょっとびっくり。4名部屋で2つのベッド。ああ、そういえば、カナダでは毎回そうだったなと変に納得する。経験としては、文化の違いを痛感できてよいのではとも思う。 全員で、徒歩で食事に向かう。カナダの関係者も含め、約40名。大人数なので、マクドナルドへ向かったが、店に到着したとき、まさに目の前でカギをかけられた、この時夜11時。24時間ではない店だった。 おいおい、どうするんだ、こんな時間にと思っていたら、すぐ近くのパブが空いていた。意外に奥は広い店で全員入れた。ここは大会のポスターも貼ってあるような協力店であった。ハンバーガー、サンドイッチ、タコスなどを食べる。ハンバーガーはかなりボリュームもあり、うまい。むしろ、マクドナルドよりこちらでよかったかんじ。選手のみんなも関係者と意気投合し、初日より楽しい会となった。初日に食べるもの、初日の印象っていうのはやはり大事じゃないかなと思いつつ。ただ、きっと中には寝たいと思っていた人いたとは思う。テレビでメジャーリーグをやっていた。ベースボールはそんなにケベックではメジャーではないと思っていたが、思っているよりは人気はありそうだった。他のお客さんは飲みながら釘づけの人もいた。
カナダはいつの間にか喫煙者にはやはり厳しいことになっていた。前回2001年に訪れたときはそんなに厳しくなかったと思ったが、パブなどのお店もすべて禁煙。喫煙場所は店の外。さすがに寒いが、暖房器具まで設置されていて親切は親切。 2時間程度、ここで過ごし、ホテルへ戻る。この時点で推定深夜1時から2時の間。部屋の確認、荷物の配置などを軽く行ってシャワーを浴び就寝。そんなに疲れたかんじはしないけど、落ち着いて考えると相当長い一日だった。 |