一般社団法人日本キンボールスポーツ連盟
会長 松浦 道夫 (大阪府和泉市・桃山学院大学 前学長)
本年のビッグイベントといえば、FIFAワールドカップ・ブラジル大会。約1ヶ月に亘り、トップクラスの選手がその最高の技術やチームプレーを披露し、優勝したドイツはもちろん、どの国のプレーも観客を魅了するものでした。長い歴史をもつサッカーは今や世界中で行われているスポーツで、FIFA加盟国・地域は200以上あります。
サッカーに比べれば、キンボールスポーツはよちよち歩きの赤ん坊のようなものです。しかしながら、国際連盟に加盟する国も徐々に増加し、現在はアジア連盟設立の動きがあります。日本、韓国、中国は前回のワールドカップにも出場しましたが、最近シンガポールにも連盟が設立されました。9月の始めには各国の代表が一同に会し、設立に向けての会議が開催されました。今後のアジア各国への普及や協力体制の確立、アジア大会開催準備などますますの発展が見込まれます。
日本はアジアで最もキンボールスポーツの普及が進んでいる国です。他国に比べてこの競技が紹介された時期が早かったこともあると思いますが、何よりも愛好者の皆さんのご尽力でここまで普及発展したと感謝しております。当連盟の中長期目標の一つであるアジア連盟の設立とアジア各国との国際交流の推進を実現すべく、中国や韓国、シンガポール、国際連盟と協力してアジア各国への普及にも努めていく責任があると感じています。
また、次年度27年度には我が国で一番大きなスポーツイベントである国民体育大会(国体)において、デモンストレーションスポーツ行事として和歌山県田辺市にてキンボールスポーツ大会が開催されます。このような全国規模のイベントでこのスポーツが採用されることは、普及に携わっている方々全員のご尽力のおかげと改めてお礼を申しあげます。
いかなる活動も皆さまのご理解とご支援なくしてできるものではありません。今後ともキンボールスポーツの普及推進活動にご協力賜りますお願い申しあげます。
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